はじめまして、株式会社ブライト代表の乾です。
我々は、組織開発コンサルティングの会社ですが、「組織開発」ってなんでしょう？
私にとって、「組織開発」とは、「組織に属する一人一人の能力を十二分に引き出せる組織を作ること」が「組織開発」だと考えています。
「組織は人の集まり、組織のパフォーマンスを向上させるためには、組織に属する一人一人のパフォーマンスを向上させなければ、組織のパフォーマンスは上がらないからです。
一人一人の能力を引き出す？
どうやって？ずーっと考えてきました。しかし、この問いには正解はありません。
能力やスキルを磨き、向上させるのは、ウチ（ブライト）の研修、トレーニングである！と声高に言いたいです。正直、そう簡単なものではありません。やはり、研修に参加する一人一人の「成長したい」「成果を産み出したい」という意欲が無ければ、研修もまったく効果のないものに終わってしまうからです。
確かに、「面白い」研修、「やる気を引き出してくれる」研修は存在します。また、研修に対して積極的に参加される方も多くいます。「楽しい研修だった」、「役に立つことを教えてもらった」、「研修に参加して良かった」という参加者の声をいただくことも多々あります。我々にとって、嬉しく、光栄で、とても有難いことです。達成感も感じます。
しかし、問題はその後、研修の後なのです。「面白かった」研修から3日後には、元のまま。研修の内容も忘れる忙しい日常の業務に戻り、行動変容することが見られない。つまり、日常の業務において能力向上が引き起こされていないことが起きます。我々の研修だけでなく、他の研修会社で行われている研修でも同じようなことが起きているだろうと想像できます。
一言でいうともったいない！優秀な人財が集まって、研修の内容をきちんと理解し、「良かった」と言ってくれているのに行動変容につながらない・・・こうなったらもう、研修後もフォローして行動変容を見届けなければ、「一人一人の能力を引き出す」ことにはならない、と考え今や「一般的」になってきているアクティブラーニング型の研修を10年以上実施し、現在も弊社の標準スタイルです。
それでも足りないものがありました。やはり、参加者の「成長意欲」のバラツキです。これは我々にはコントロールし難い難問なのです。
そこで、個人として成長意欲があるのに会社では研修の機会を与えられない、個人参加で研修を受けたいけど東京まで行かなければならない、あるいは、参加費用が高いなどの理由で研修を受けたいけど、受けられない方々に向けて個人向けのオンライン研修を立ち上げました。
個人のニーズの「多様性」、「研修期間開始のタイミング」、「研修の実施時間」、「受講費用」、などの点を考慮すると一人の講師がすべてをカバーすることは困難になります。そこで、この個人向け研修では、講師は何かを「教える」ことをやめ、「リーダーシップ」および「マネジメントスキル」の領域で個人参加者の知りたいニーズに合わせ、「理論」の紹介、「他企業での事例紹介」はもちろんのこと構造コンサルティング※、コーチング的なアプローチで参加者の意欲向上と行動変容を促し、行動実践を定期的に進捗報告しあい、フィードバックをし合う「相互で学ぶ場」としました。
参加者がどっと集まるとは、思っていません。少人数で、個別にじっくり話を聴き、フィードバックをし合うには多人数では限界があるのです。 しかし、この学びの場を通じ、行動変容し、成長し、参加者の方々のビジョン実現に少しでも寄与できれば我々は本望だと考えております。
